このEmailを読めない場合、
ここをクリックしてください
No.178 May.28, 2021
 
購読   
 
連絡先 
集佳知識産権代理有限公司
7th Floor,Scitech Place,22
Jianguomenwai Avenue,
Beijing 100004,China,
北京建国門外大街22号
賽特広場七階
郵便番号:100004


T: +8610 59208888
F: +8610 59208588
Web:www.unitalen.com
E-mail:mail@unitalen.com
 
江西廬山
 
目 録
ニュース
中国国家知識産権局と欧州連合知的財産庁がビデオ会議を開催
中国と欧州連合が植物新品種保護戦略的協力協定を締結
注目判決
集佳が代理人を務めたVisa社が商標「VISA」の馳名商標認定に成功し、酒類商品上の区分を超えた保護を実現
集佳の最新動向
集佳が第5回中国ブランドボアオサミットにおいて「中国(業界)代表ブランド」の称号を獲得
寄付金による修学支援と思いやりの心で、中等教育の発展を支援
「医薬品企業国際特許保護」および「営業秘密と特許無効の保護対応戦略」特別研修シェアリングセッション(情報共有型会議)が成都市で成功裏に開催
集佳が再び北京市「AAAAA専利代理組織」の評価を獲得
 
 
ニュース

 
中国国家知識産権局と欧州連合知的財産庁がビデオ会議を開催

 

  先ごろ、中国国家知識産権局の申長雨局長と欧州連合知的財産庁のクリスチャン・アルシャンボー長官がビデオ会議を開催した。

  申局長の話によると、昨年、両庁が共同で署名した中欧商標情報交換協定が円滑に実行されている。中国の商標データが5月19日に欧州連合知的財産庁商標検索プラットフォームで正式に提供が開始された。これとともに、中国国家知識産権局が開発した欧州連合商標検索システムもすでに正式に使用開始されている。

  クリスチャン長官の話によると、両庁の商標データの交換に関する協力は1つの長期的なプロジェクトである。欧州連合商標検索システムが中国で運用が開始され、中国商標データがTMview上で正式に提供が開始されたが、これにより両地域間の知的財産権の使用者による商標検索の利便性が極めて高くなると思われる。

  双方はさらに商標五庁(TM5)と意匠五庁(ID5)、中国—欧州連合知的財産権協力プロジェクト(IP Key)、両庁の協力に関する了解覚書の協議の進展などについて意見と見解を交換した。

  (出典:国家知識産権局政務WeChat)

 
中国と欧州連合が植物新品種保護戦略的協力協定を締結

 

  先ごろ、中国国家林業・草原局科学技術発展センター(植物新品種保護弁公室)は関係部門と共に欧州植物品種庁との間で「中欧植物新品種保護戦略的協力協定(2021-2025)」を締結し、オンライン締結式を開催した。今回締結された協定は2017年に旧国家林業局植物新品種保護弁公室と欧州植物品種庁が締結した「二国間協力協定(2018-2020)」に基づき実施された第2期協力協定であり、戦略的協力をさらに推進するための協定でもある。

  協定に基づき、中欧双方は中国の植物新品種保護能力の向上・整備、中国の植物新品種権の出願審査プロセスの最適化、植物新品種保護研修の実施、植物新品種の育成者権の実施と法執行の実務に関する摸索と共有などの分野において踏み込んだ協力を実施すると思われる。

  (出典:中国知的財産権保護ネット)

 
 
注目判決

 
集佳が代理人を務めたVisa社が商標「VISA」の馳名商標認定に成功し、酒類商品上の区分を超えた保護を実現

 

  案件の概要:

  係争商標の第3395922号商標「 」は、宝海醸造株式会社が2002年12月6日に第33類「梅酒、焼酎、米酒、酒(リキュール)、リンゴ酒、スパークリングワイン、ウイスキー、五加皮酒、ワイン、清酒、白酒」などを指定商品として登録を出願した。

  Visa社は同社が先に登録した第16類「印刷銀行カード、旅行小切手」などの商品上の商標「 」および第36類「クレジットカードと借貸卡(デビットカードとクレジットカードの両方の機能を持つ銀行系カード)役務、旅行小切手役務」などの役務上の商標「 」を引用し、係争商標に対して法により異議申立てを行った。旧商標局は係争商標に対して登録を許可する旨の裁定を下した。Visa社はこれを不服として審判請求をしたが、旧商標評審委員会は審査を経て、Visa社の主力事業は係争商標が指定する白酒などの商品と比べて違いが比較的大きく、既存の証拠では係争商標の登録と使用により関連の消費者の商品の出所に対する誤認・混同が生じやすくなることによりVisa社の利益に損害をもたらすことを証明するには不十分であると判断し、係争商標の登録を許可する旨の裁定を下した。

  Visa社は当該異議不服審判の裁定を不服とし、法により北京市第一中級人民法院に審決取消訴訟を提起した。北京市第一中級人民法院は次のように判断した。証拠ではVisa社の2件の引用商標が係争商標の出願日以前にすでに中国大陸地域において公衆に広く認知され、馳名商標とされる程度に達していることを証明するには不十分である。馳名商標の認定は需要に基づき行い、個別案件でのみ有効とする原則に従うものであり、関連の「VISA」がこれまでに馳名商標の認定を受けた以前の有効な判決において認定された事実と本件との間に違いが存在することから、本件商標が馳名商標を構成するための当然の根拠とすることはできない。これに基づき、一審判決では当該異議不服審判の裁定が維持された。

  集佳弁護士事務所はVisa社の委託を受け、その代理人として北京市高級人民法院に上訴し、本件二審訴訟において、国家図書館の検索報告書や関連の判例などを含め、係争商標の出願日以前の「VISA」商標の知名度などに関する証拠を重点的に収集し、二審法院に提出した。

  二審判決:

  二審では北京市高級人民法院が審理の後に次の内容の最終判決を下した。案件証拠は係争商標の出願日以前に、Visa社の上述の2件の引用商標がすでに中国国内で馳名商標とされる程度に達していることを証明することができる。係争商標の顕著な識別部分である「VISA」は、2件の引用商標と文字構成、意味、呼称および全体的な視覚効果などの面で類似し、すでに2件の引用商標に対する複製、模倣を構成している。係争商標が指定する「焼酎」などの商品は日用消費財に属し、引用商標が指定する商品、役務との間で消費者層の中で密接に繋がっており、容易に関連公衆に係争商標と引用商標の登録出願人の間に相当程度の繋がりがあるものと認識させ、商品の出所に対して誤認・混同を生じさせることにより、Visa社が馳名商標に対して有する利益が損なわれる可能性がある。以上より、二審判決では一審判決および当該異議不服審判の裁定を取り消し、現国家知識産権局に対して改めて裁定を下すよう命じた。

 
 
集佳の最新動向

 
集佳が第5回中国ブランドボアオサミットにおいて「中国(業界)代表ブランド」の称号を獲得

 

  5月7日、中国商報社と中国企業ネットが共催した「2021(第5回)中国ブランドボアオサミット」が海南省ボアオで盛大に開催された。北京集佳知識産権代理有限公司が「中国(業界)代表ブランド」の栄えある称号を獲得した。

 
 
寄付金による修学支援と思いやりの心で、中等教育の発展を支援

 

  先ごろ、北京集佳知識産権代理有限公司は、吉林市実験中学の学生を支援し、中等教育の発展を促進するために、吉林省慈善総会に対して100万元を寄付した。集佳は2017年に吉林市実験中学に公益的な修学支援基金である「馬淑梅教育奨励基金」を創設し、毎年50万元を寄付しており、貧困学生の修学の資金援助、優秀な卒業生の褒賞、学生の熱心な学習の奨励のために用いられている。長年にわたり、当該基金はすでに累計で吉林市実験中学の数百名の学生の奨励と資金援助のために用いられている。

  先ごろ、集佳は吉林省慈善総会から「2020年度慈善寄付突出単位」の栄えある称号を授与された。

 
 
「医薬品企業国際特許保護」および「営業秘密と特許無効の保護対応戦略」特別研修シェアリングセッション(情報共有型会議)が成都市で成功裏に開催

 

  2021年5月27日、中国(四川)知的財産権保護センター、中国(四川)知的財産権保護援助センター、国家海外知的財産権紛争対応指導センター四川サブセンター、四川省専利協会が主催し、北京集佳知識産権代理有限公司が運営する「医薬品企業国際特許保護」および「営業秘密と特許無効の保護対応戦略」特別研修共有セッションが成都市で成功裏に開催された。

  集佳パートナー、専利代理師(弁理士)の李澤艶氏が専利の国際出願にかかわる関連のプロセス、翻訳品質の管理および顧客のための国外費用の節約方法などの観点から、出席企業に向けて体系的な分析と詳細な解説を行った。

 
 
集佳が再び北京市「AAAAA専利代理組織」の評価を獲得

 

  2021年6月4日、北京市知識産権局、北京市専利代理師協会が北京市で2020年専利代理組織等級評定表彰式」を開催し、北京集佳知識産権代理有限公司は再び最高等級である北京市「AAAAA専利代理組織」の評価を獲得した。